「ごぼう抜き」の意味と使い方や例文!(語源由来・類義語)

【言葉】
ごぼう抜き

【読み方】
ごぼうぬき

【語源・由来】
牛蒡を土中から引き抜くさまから。

【意味】
一気に抜きあげること。人材を他から引き抜いて採用したりデモ隊の人員を排除・検挙のため引き抜いたりすることなどにいう。また、競争などで多人数を一気に抜き去ることにもいう。

【類義語】
・韋駄天
・うなぎのぼり

「ごぼう抜き」の使い方

健太
デモ隊をごぼう抜きにするために機動隊が出動したんだって。
ともこ
けが人は出なかったのかしら。
健太
何人かけがをしたみたいだよ。
ともこ
話し合いで平和的な解決はできなかったのかしら。

「ごぼう抜き」の例文

  1. 前半は一番後ろを大人しげに走っているけれど、ラスト周ではできるかぎりスピードを上げ、他の部員たちをごぼう抜きにして、最後は意地でも一位でゴールインする。(綿矢りさ 蹴りたい背中)
  2. 警官たちは中に締めくくれるだけ締めた群衆の中から、見覚えの暴れたものをごぼう抜きにゆっくりと検束にかかり始めた。(横光利一 旅愁)
  3. それよりもっと大きいことは、五行が会合を重ねて行く過程で出て来る各行の“お家の事情”を嗅ぎ取り、ごぼう抜きするチャンスを狙うことであった。(山崎豊子 華麗なる一族 中)
  4. 13人のごぼう抜きで区間賞を取る。
  5. ライバルたちをごぼう抜きして出世した。