「講じる」の意味と使い方や例文!「講ずる」との違いは?(類義語)

【言葉】
講じる

【読み方】
こうじる

【意味】
①講義をする。
②問題を解決するために方策をめぐらせて実行する。
③敵と和解する。講和する。

【類義語】
・実行する
・対応する
・レクチャーする
・講演する

「講じる」の使い方

ともこ
作戦は完璧なの?
健太
万が一作戦が漏れた場合の対策も講じたよ。
ともこ
それは万全ね。勝てるんじゃないの?
健太
油断大敵だから、気を緩めないように戦うよ。

「講じる」の例文

  1. こうなるとどんな手段を講じても、話のさきを聞きたいものだと思った。(アガサ・クリスティ 秘密組織)
  2. 事件の再発防止のため、緊急対策を講じる
  3. 万全の策を講じたつもりだが、どこかに穴があるような気がする。
  4. だが悪い点をみつけても、その対策を講じなければ、なんの益があろう。(ルソー 告白 上)
  5. 彼は仲買人として、別に立つ方法を講じなければ成らない、とも言った。(島崎藤村 家)

「講じる」と「講ずる」の違いは?

講じる」は「講ずる」という形で使うこともあります。

講ずる」とは、「講ず」のサ行変格活用、「講じる」は、「講ず」の他動詞上一段活用という違いがありますが、どちらも、問題解決のために話し合ったりして、適切な方法をとることをいいます。