【言葉】
ご多分に漏れず
【読み方】
ごたぶんにもれず
【意味】
他の大多数の人と同じように。
【類義語】
・例外ではなく
「ご多分に漏れず」の使い方
健太くんも少年たちのご多分に漏れずヒーローが好きだったの?
僕は珍しく悪役が好きだったんだよ。
それは珍しいわね。どこがよかったの?
悪役は派手でかっこいいコスチュームだったからかなあ。
「ご多分に漏れず」の例文
- しかもそれぞれに旗本の跡取りであったのだが、御維新で禄を失い、ご多分に漏れず金に困っている。(畠中恵 アイスクリン強し)
- わたしも青年の頃、ご多分に漏れず、あゆを心ゆくまで食いたいと夢にまでみた時代があった。(北大路魯山人 鮎の試食時代)
- だが、幸福というもののご多分に漏れず、これも長つづきはしなかった。(L.M オルコット 若草物語 1上)
- アメリカ合衆国全体が好景気に沸いた20世紀初め、この土地もご多分に漏れず好況を呈した。
- 芦屋にある健太くんの家は、ご多分に漏れず大きなお屋敷だった。
「ご多聞に漏れず」は間違い?
インターネット上で、「ご多分に漏れず」を「ご多聞に漏れず」と誤変換していることがあります。
「ご多分に漏れず」の「多分」は、大抵、大方、おそらくという意味です。
「ご多聞に漏れず」の「多聞」は、多く物事を聞き知っていることという意味です。
なので「ご多聞に漏れず」は間違いです。