「業が深い」の意味と使い方や例文!「罪深い」との違いは?(語源由来・類義語)

【言葉】
業が深い

【読み方】
ごうがふかい

【意味】
前世の罪深さで、現世で多くのひどい報いを受けているさま。

【語源・由来】
「業」は、「仏教の言葉で、未来に報いをもたらす善悪の行い。前世での善悪の行いによって現世で受ける報い。」の意。

【類義語】
・罰が当たる
・強欲な

「業が深い」の使い方

健太
また大凶だったよ。
ともこ
健太くんは運が悪いわよね。
健太
前世の僕は極悪人だったのかな。
ともこ
因果応報というからね。健太くんは業が深いんでしょうね。

「業が深い」の例文

  1. 人間とはなんとわがままで業が深い存在なのか。
  2. ブランド物に執着する彼女は業が深い
  3. この運の悪さからすると、よほど前世の業が深いようだ。
  4. 健太くんは業が深い顔をしている。
  5. 運に恵まれない彼は業が深い

「業が深い」と「罪深い」の違いは?

業が深い」に似ている語に「罪深い(つみぶかい)」があります。

罪深い」とは、「罪が重い。神仏の教えや人の道に背いている。」という意味です。

業が深い」も「罪深い」も、罪が深いことをいいます。

しかし「業が深い」は、前世の行いに関わる言葉です。

対して「罪深い」は、前世の行いとは関わりがありません。