「疾風の如く」の意味と使い方や例文!「疾きこと風の如し」とは?(類義語)

【言葉】
疾風の如く

【読み方】
はやてのごとく

【意味】
急にはげしく吹き起る風のように素早く。

【類義語】
・突風の如く
・紫電の如く
・疾風迅雷
・疾風怒濤

「疾風の如く」の使い方

健太
リニアモーターカーは最高時速600kmだって。
ともこ
大阪と東京の間が498kmだから、途中停車しなければ1時間かからずに行き来できるのね。
健太
まさに疾風の如くだね。窓の景色を楽しむ暇はないね。
ともこ
疾風(しっぷう)は秒速8~10mとされるから、時速36kmとなりリニアモーターカーに遠く及ばないけどね。

「疾風の如く」の例文

  1. 敵からボールを奪うと疾風の如く駆け上がり、ゴールにシュートを決めた。
  2. マラソンランナーが疾風の如く駆け抜けていった。
  3. 疾風の如く自転車で坂道を走り下りる。
  4. ともこちゃんは、疾風の如く生徒会の仕事を片付け、打ち上げ会場に向かった。
  5. 慌てた様子の健太くんが、疾風の如く走り去っていった。

「疾きこと風の如し」とは?

疾風の如く」に似てる表現に「疾きこと風の如し(はやきことかぜのごとし)」があります。

疾きこと風の如し」は、行動する際は風のように速いことが望ましいという意味です。

出典は「孫子」です。
類義語に「電光石火」、「疾風迅雷」、「疾風怒濤」などがあります。
対義語は、「動かざること山の如し」です。

疾きこと風の如、動かざること山の如し」といえば、武田信玄の軍旗「疾如風、徐如林、侵掠如火、不動如山」がよく知られ、「風林火山」の一節として有名です。