「刃向かう」の意味と使い方や例文！「歯向かう」との違いは？（類義語・対義語）

【言葉】
刃向かう

【意味】
①噛みつこうとして歯をむき出して向かっていく。また、刃物を持って向かっていく。はむく。
②目上や強い者に従わず、敵意を向ける。口答えする。

【類義語】
・歯向く
・口答えする

【対義語】
・おもねる
・従う

「刃向かう」の使い方

校長先生って横暴よね。

校長先生に刃向かう勇気のある人はいないよね。

推薦とか内申とか盾にしてくるからずるいわよね。

もっと生徒がのびのび学べるように内申書の制度なんて失くしてしまえばいいのに。

「刃向かう」の例文

1. わしに刃向かうものは何人たりとも許さん。
2. 政治家は、組織票を持つ組織に刃向かうことができない。
3. これを強引に押したてて官軍に刃向かおうという噂も耳に入って来る。（池波正太郎 幕末新選組）
4. その大事な主君に小賢しい羽根ペンで、不遜にも刃向かおうとした学僧がいたのだ。（佐藤賢一 王妃の離婚）
5. 社長に刃向かったため閑職に追いやられた。

「刃向かう」と「歯向かう」の違いは？

「刃向かう」は「歯向かう（はむかう）」とも書きます。

「はむかう」は、噛みつこうとして歯をむき出して向かっていく。また、刃物を持って向かっていくことをいうので、「歯向かう」も「刃向かう」も、同じ意味で使われます。