【言葉】
へこたれる
【意味】
気力がくじけ弱ってしまう。
【語源・由来】
「凹む」の「へこ」から。また、ふんどしの意の「褌(へこ)」からとされる。
【類義語】
・へたばる
・挫ける
・おじける
・参る
・屈する
・砕ける
「へこたれる」の使い方
昨日余命宣告をされたんだ。
ええーっ。本当に?
でも、こんなことでへこたれるほどやわじゃないよ。
そうね。余命宣告より長く生きて、80歳まで生きましょう。
「へこたれる」の例文
- 健太くんはそのくらいのプレッシャーでへこたれる男ではない。
- 失敗してもへこたれることなく経験を積んでいく。
- 金策に奔走しているという噂だったが、別にへこたれている様子はない。(梶山季之 女の警察)
- 僕はなんどか水をのみ、それでもへこたれずに波と闘っているのだった。(李成 砧をうつ女)
- このような悪条件のもとでは、たいていの武将はへこたれたに相違ない。(桑田忠親 斎藤道三)
「へこたれる」と「挫ける」の違いは?
「へこたれる」に似ている語に「挫ける(くじける)」があります。
「挫ける」とは、
①手足の関節に無理な力が加わって、関節やその周りを痛める。捻挫 (ねんざ) する。
②勢いや意欲がそがれる。
という意味です。
「へこたれる」も「挫ける」も、「外部からの力に負けて勢いがなくなる。相手の力に抵抗しきれなくなる。」という意味です。
「挫ける」は、持続していた勢いや気力が急激に弱まることをいいます。
対して「へこたれる」は、物事を続ける体力や気力がなくなることをいいます。