「憤懣やるかたない」の意味と使い方や例文!(語源由来・類義語)

【言葉】
憤懣やるかたない

【読み方】
ふんまんやるかたない

【意味】
いらいらや腹立ちががまんできず晴らす方法もない。

【語源・由来】
「憤」も「懣」も、いきどおるの意。

【類義語】
・むかつく
・立腹
・腸が煮えくり返る
・憤怒

「憤懣やるかたない」の使い方

健太
憤懣やるかたないからって、動物にあたる人が許せないよね。
ともこ
弱いものにあたるしかないって情けないわよね。
健太
そんな情けないことをするような人間だから社会に認められないんだよね。
ともこ
それに気が付いて、怒りを自分を成長させるエネルギーに変えることができればいいのにね。

「憤懣やるかたない」の例文

  1. 健太くんは憤懣やるかたない表情で、胸の内を語った。
  2. その判定に納得がいかず、憤懣やるかたないという表情で捲し立てた。
  3. 桐生院綾華は憤懣やるかたない様子で、警部に攻撃的な視線を送った。(東川篤哉 謎解きはディナーのあとで2)
  4. 裏切者の将軍は、どうやら憤懣やるかたない様子である。(スタンダール 赤と黒)
  5. 「あれはもうイタズラじゃなくて、立派なセクハラよ」と、憤懣やるかたないという様子の女子社員もいた。(宮部みゆき 模倣犯 上)