「控えめ」の意味と使い方や例文!褒め言葉になる?(類義語・対義語)

【言葉】
控えめ

【読み方】
ひかえめ

【意味】
したいことがあってもしない。言動を遠慮がちにすること。

【類義語】
・少な目
・遠慮がち

【対義語】
大げさ、大仰

「控えめ」の使い方

健太
あの子は礼儀正しく控えめだね。
ともこ
我が我がと自己主張をしないのよ。
健太
空気を読んで行動している風で好印象だね。
ともこ
ご家庭で良い教育を受けたんでしょうね。

「控えめ」の例文

  1. ともこちゃんは内気で控えめだ。
  2. 彼女の優勝コメントは、おごることなく控えめで謙虚だった。
  3. 素直な感じの絵だった。何事にも控えめな彼女のおとなしい性格がそこには如実に現われていた。(井上靖 あすなろ物語)
  4. 晩御飯を食べることができなくなるから、三時のおやつは控えめにしましょう。
  5. こういう場では、化粧は控えめにするべきだ。

褒め言葉になる?

古代中国周代の思想家老子は、人としてあるべき態度として「控えめ」が良いと発言しています。

控えめ」は「謙虚」と同じ意味で使われ、老子の思想の影響を受けた日本では、「控えめ」な人は褒め言葉でした。

しかし、日本が欧米の影響を受けるようになり、自己主張することが良しとされ、「控えめ」であることは褒め言葉ではなくなってしまいました。

控えめ」な人と褒めるつもりで相手に伝えると、暗くて存在感が薄い人と受け取られかねないので注意しましょう。