「いらっしゃる」の意味と使い方や例文!「お越しになる」「おられる」との違いは?(類義語)

【言葉】
いらっしゃる

【意味】
①「行く」「来る」「居る」の尊敬語。おいでになる。
②(補助動詞)
㋐(動詞の連用形に接続助詞「て」を添えた形に付いて)「ある」「いる」の尊敬語。
㋑(形容詞の連用形に接続助詞「て」を添えた形、また形容動詞の連用形に付いて)補助動詞「ある」「いる」の尊敬語。

【類義語】
・お越しになる
・おいでになる
・来られる

「いらっしゃる」の使い方

ともこ
校長室にいらっしゃった?
健太
校長先生は校長室にいらっしゃらなかったよ。
ともこ
どこにいらっしゃるのかしら。
健太
トイレにいらっしゃるかもしれない。朝、お腹の調子がわるいとおっしゃっていたから。

「いらっしゃる」の例文

  1. 一条にいらっしゃる宮様には何かの時に御好意を寄せてあげてください。(与謝野晶子 源氏物語)
  2. 第一の被害者が殺害されたとき、あなたはここにいらっしゃらなかった。(横溝正史 金田一耕助全集)
  3. こんなになっても、きっとお酒の事ばかり考えていらっしゃるんだから。(太宰治 薄明)
  4. 彼は、今日も鶏を連れていらっしゃる
  5. これまでどうしていらっしゃったのか知りたいと考えています。

「いらっしゃる」と「お越しになる」「おられる」との違いは?

いらっしゃる」に似ている語に「お越しになる(おこしになる)」「おられる」があります。

「いらっしゃる」と「お越しになる」の違いは?

お越しになる」とは、「来ること」の意の尊敬語です。

いらっしゃる」も「お越しになる」も、「来ること」の尊敬語である点は同じです。

「いらっしゃる」と「おられる」の違いは?

おられる」は、「居る」の尊敬語です。

いらっしゃる」も「おられる」も、「居る」の尊敬語である点は同じです。