「諍い」の意味と使い方や例文!「争い」との違いは?(類義語)

【言葉】
諍い

【読み方】
いさかい

【意味】
言い争い。言い合い。また、けんか。

【類義語】
・言い争い
・言い合い
・喧嘩

「諍い」の使い方

ともこ
殺人事件があったのね。
健太
諍いの果ての殺人だったみたいだね。
ともこ
殺された人も、まさか刺されるとは思わなかったでしょうね。
健太
争いごとは良くないよね。

「諍い」の例文

  1. 諍い果てての乳切木というが、いまさら持ってこられてもという感じだ。
  2. 健太くんとお兄さんは、性格が正反対だから諍いが絶えない。
  3. 娘が生まれてしばらくしたころ、自分と妻との間で諍いが多くなってきた。(乙一 さみしさの周波数)
  4. 家庭不和だって元を辿ればそのせいなんだろうし。その親子喧嘩だって村を思えばこその諍いだったのじゃないんですか?(京極夏彦 鉄鼠の檻)
  5. そのおん神が、二人のアトレウス家の兄弟間に、諍いを起こさせたのだ。(ホメロス オデュッセイア 上)

「諍い」と「争い」の違いは?

諍い」に似ている語に「争い(あらそい)」があります。

争い」とは、「争うこと。いさかい。闘争。けんか。競争。」という意味です。

諍い」も「争い」も、けんかという意味で使われます。

しかし「諍い」は、主に口喧嘩のことをいいます。

対して「争い」は、争うこと全般をいい、けんかの意味のほかに、闘争や競争という意味がある点が「諍い」と違います。