「かどわかす」の意味と使い方や例文!(語源由来・類義語)

【言葉】
かどわかす

【意味】
人をだまし連れ去る。力ずくで連れ去る。

【語源・由来】
「だまして取る。欺き誘う。」の意の古語「かどふ」から。

「かどふ」は、「かどふ」+強引に何かをする意の接続詞「かす」から成る語。

【類義語】
・拉致
・さらっていく
・略取
・連れ去る
・誘拐する

「かどわかす」の使い方

健太
幼い子をかどわかす事件が後を絶たないね。
ともこ
衛星で日本中を監視できたらいいのにね。
健太
そんなことをされたら、こわくて外出することができなくなるよ。
ともこ
外で口をあけてあくびをすることすらできなくなるわね。

「かどわかす」の例文

  1. 姫様をかどわかした曲者を捕まえろ。
  2. そしてあなたは悪い水夫どもにかどわかされて、このイギリスに来たのかもしれません。(エミリー・ブロンテ 嵐が丘)
  3. 誘拐は重罪であるが、主人の子供をかどわかすのは、その罪がいよいよ重い。(岡本綺堂 半七捕物帳)
  4. きみは魔人にかどわかされたのでなくて、自分でかってにここへはいって来たのだ。(江戸川乱歩 青銅の魔人)
  5. かどわかされたともこちゃんの家族のもとに、誘拐犯から身代金要求の電話が来た。