「気高い」の意味と使い方や例文!「上品」「気品」との違いは?(類義語・対義語)

【言葉】
気高い

【読み方】
けだかい

【意味】
品格が高い。上品である。高貴である。

【類義語】
・上品
・高尚

「気高い」の使い方

健太
この武将は最後まで自分の信念を貫いた気高い人なんだよ。
ともこ
自分の命よりも武士としての品位を保つことを選んだのね。
健太
武士の中の武士だよ。
ともこ
武士としてかっこいいわね。

「気高い」の例文

  1. 白い切れを髪の上に掛けて、色の白い児を抱いて居る気高い美しい女である。マリヤがふと現はれた様な思ひもしないではない。(与謝野寛 巴里より)
  2. あたしどんなに博士の気高い魂を頂きたいと思つてゐたことか知れませんわ!(坂口安吾 霓博士の廃頽)
  3. 気高いものに出会ったという感じさえ稀には起したくらいである。(夏目漱石 彼岸過迄)
  4. 霊峰富士の気高い姿に感涙する。
  5. 王女の気高い美しさに息をのむ。

「気高い」と「上品」「気品」との違いは?

気高い」に似ている語に「上品(じょうひん)」「気品(きひん)」があります。

「気高い」と「上品」の違いは?

上品」は、
①品の良いこと。気品のあるさま。
②品柄の良いこと。品質の良いこと。また、そのもの。

という意味です。

気高い」も「上品」も、気品のあるさまをいいます。

しかし「気高い」は、高貴な感じであるさまをいい、人に対して使われることが多いです。

対して「上品」は、品質が良いという意味があり、人にも物にも使われます。

「気高い」と「気品」の違いは?

気品」は、「どことなく感じられる上品さ。気高い品位。品格。」という意味です。

気高い」も「気品」も、上品であることをいいほぼ同じ意味です。

しかし「気高い」は形容詞、「気品」は名詞という違いがあります。