「越える」の意味と使い方や例文!「超える」との違いは?(類義語・対義語)

【言葉】
越える

「超える」とも書く。

【読み方】
こえる

【意味】
動作・状態がある限界を一挙に上回る意。
①(越える)物の上を通り過ぎて行く。
②その時を経過する。
③ある程度を過ぎてそれ以上になる。
④上回る。まさる。
⑤きまりなどにそむく。規則にはずれる。
⑥順序を追わず進む。とびこす。追いこす。
⑦主義や立場などを超越する。

③④のように、基準や限度以上になる場合には「超」を使う場合が多い。
【類義語】
・上回る
・超す

【対義語】
・割る
・止まる
・留まる

「越える」の使い方

健太
犯人が国境を越えて逃亡したらしいよ。
ともこ
よく飛行機に搭乗できたわね。
健太
警察の目をかいくぐって逃げ切るなんてすごいよね。
ともこ
国際手配をかけて逮捕していただきたいわ。

「越える」の例文

  1. 値上げラッシュはいったん峠を越える見通しです。
  2. 数々の障害を乗り越えて成功をつかむ。
  3. 原油供給減によるエネルギー危機を乗り越える秘策がある。
  4. 山を越えたら、そこは海だ。
  5. 今回の受賞で、彼は師匠を越えたことになる。

「越える」と「超える」の違いは?

越える」は「超える」とも書きます。

しかし「越える」は、主に境界を過ぎる意で使われ、一般的表記として広く使われます。

対して「超える」は、一定の分量や基準を上回る意で使われます。