「悉く」の意味と使い方や例文!「悉くを滅ぼす」とは?(類義語)

【言葉】
悉く

【読み方】
ことごとく

【意味】
まったく。完全に。

【類義語】
・皆
・すべて

「悉く」の使い方

健太
廃仏毀釈でお寺の建物は悉く破壊されたんだよね。
ともこ
廃仏毀釈を機に神社になったお寺が実は多いのよね。
健太
有名な神社も含まれているね。
ともこ
宗教と政治は、昔から深く絡み合っているのよね。

「悉く」の例文

  1. 初めての土地なので見るもの悉く珍しい。
  2. そこには一切の陰影となるべきものを悉く追ひ出してあるやうに見える。(島崎藤村 桃の雫)
  3. その組織の対応は悉く不誠実であるとして批判された。
  4. チャンスが到来しても悉くともこちゃんに邪魔される。
  5. 過去の苦い記憶を悉く忘れて、本当の姉妹のやうに愛し合つた。(菊池寛 真珠夫人)

「悉くを滅ぼす」とは?

悉く」を用いた表現の一つに「悉くを滅ぼす(ことごとくをほろぼろす)」があります。

悉くを滅ぼす」とは、全て完全に滅亡させることをいいます。

【例文】

  1. 町中に猫を放って、ねずみの悉くを滅ぼす
  2. ウィルスは微細で、しかも変異するため、その悉くを滅ぼすことは不可能だ。