「前置き」の意味と使い方や例文!「前置きが長い」「前置きをしたうえで」とは?(類義語・対義語)

【言葉】
前置き

【読み方】
まえおき

【意味】
①文章や談話で本題に入る前に述べること。
②立花の役枝の一つ。水際に挿す草木。

【類義語】
・前文
・前言
・序
・序文
・序言
・プロローグ
・端書き
・導入

【対義語】
・後付け
・後置

「前置き」の使い方

健太
まだ前置きなんだよね。
ともこ
本題に入っていないわね。
健太
前置きにしては長いよね。実はこれが本題だとか?
ともこ
校長先生の前置きは10分。本題は20分よ。

「前置き」の例文

  1. この前置きが何を言わんとしているのかを、はっきりさせようと努めた。(サド ソドム百二十日)
  2. どうしても言いたことがあって前置きが長くなってしまった。
  3. サロンで十分ほど話をしてから、彼はダングラールをうまく窓のくぼみの所へつれて行った。そして、たくみな前置きの後に父の出発以後の生活の辛さを述べたてた。(アレクサンドル デュマ モンテ クリスト伯)
  4. 一般常識的にはこうなんだけどと前置きした上で持論を述べた。
  5. さて、前置きはこのくらいにして、いよいよ物語にうつることにします。(江戸川乱歩 怪人二十面相)

「前置きが長い」「前置きをしたうえで」とは?

前置き」を用いた表現に「前置きが長い(まえおきがながい)」「前置きをしたうえで(まえおきをしたうえで)」があります。

「前置きが長い」とは?

前置きが長い」とは、本題に入る前に述べる言葉が長いという意味です。

【例文】

  1. 彼は前置きが長く、なかなか要件を言わない。
  2. 前置きが長くて、彼が本当に言いたいことが何なのか分からなかった。

「前置きをしたうえで」とは?

前置きをしたうえで」とは、本題に入る前に述べたのちという意味です。

【例文】

  1. 絶対に秘密にするよう前置きをしたうえで、内情を話してくれた。
  2. 若い人は知らないと思うけどと前置きしたうえで、昭和のアニメについて語った。