「待ち構える」の意味と使い方や例文!「待ち受ける」「待ち伏せる」との違いは?(類義語)

【言葉】
待ち構える

【読み方】
まちかまえる

【意味】
すぐにでも対応できるよう、用意をととのえて待つ。

【類義語】
・待ちもうける。

「待ち構える」の使い方

健太
家に帰りたくないな。
ともこ
そうして?家族と喧嘩したの?
健太
テストで0点を取ったことを知った母さんが、僕の帰りを待ち構えていると思うんだ。
ともこ
次は頑張りますと約束するしかないわね。

「待ち構える」の例文

  1. スナイパーが、攻撃するチャンスを待ち構えている。
  2. また未来に出ようとして待ち構えている人も定めて多い事だろうと思います。(夏目漱石 文壇の趨勢)
  3. 乗り込んだ大船で敵が手ぐすね引いて待ち構えていることなど案の内だ。(和田竜 村上海賊の娘 下巻)
  4. マスコミが、彼が出てくるのを待ち構えているので裏口から出た方がいい。
  5. 蟻地獄は、砂の中で蟻がはまるのを今か今かと待ち構えている。

「待ち構える」と「待ち受ける」「待ち伏せる」との違いは?

待ち構える」に似ている表現に「待ち受ける(まちうける)」「待ち伏せる(まちぶせる)」があります。

「待ち構える」と「待ち受ける」の違いは?

待ち受ける」とは、
①準備をして来るのを待つ。待ち構える。
②好ましくない事態が控える。

という意味です。

待ち構える」も「待ち受ける」も、準備をして来るのを待つことをいいます。

しかし「待ち受ける」は、好ましくない事態が控えるという意味で使われることが多い点が違います。

「待ち構える」と「待ち伏せる」の違いは?

待ち伏せる」とは、相手が来るのを隠れて待つという意味です。

待ち構える」は、用意をととのえて待つことをいい、「待ち伏せる」のように、隠れてという意味がありません。