「回り」の意味と使い方や例文!「廻り」「周り」との違いは?(類義語)

【言葉】
回り

【読み方】
まわり

【意味】
1⃣[名]
①まわること。めぐること。
②働きが進み及ぶこと。
③めぐり。周囲。
④あたり。付近。近辺。周辺。
⑤みまわり。巡視。
⑥まわりみち。迂路。
⑦めぐりあわせ。運。
⑧おかずをいう女房詞。飯のまわりに置いたところからいう。

2⃣[接尾]
①ある地点やコースをまわっていく意を表す語。
②回る回数を表す語。
③十二支を年に当てることから、12年を1期として、年齢の差を表すのに用いる。
④服薬・湯治等で、7日間を一期として数える語。
⑤物事の大きさなどを比較する時、その程度・段階を漠然と表す語。
⑥その周辺。それに関連のある事柄。

【類義語】
・四囲
・四面

「回り」の使い方

ともこ
コーヒーカップってかわいいのに結構ハードよね。
健太
くるくるるんだけど、気持ち悪くなることがあるよね。
ともこ
調子に乗って回し過ぎちゃうのよね。
健太
回さず優雅に乗れば素敵な乗り物なんだけどね。

「回り」の例文

  1. 授業の始まっている学校の回りを、ただうろうろしていただけであった。(三浦綾子 塩狩峠道ありき)
  2. メジロは、ウグイスみたいな色の小鳥で、目の回りが白いのでメジロと名付けられた。
  3. わたしたちはどこでも立ち止まれば、回りに人を集めなければならない。(マロ・エクトール・アンリ 家なき子)
  4. 回りで世界一周旅行をした。
  5. パトカーの上部で色のついた光が回りはじめ、サイレンが鳴り出した。

「回り」と「廻り」「周り」の違いは?

回り」は、「廻り」「周り」とも書きます。

回り」は、「機会の回りが悪い」「遠回りする」「火の回りが早い」など、まわること、行き渡ることをいいます。

周り」は、「池の周り」「周りの意見」のように、そのものを取り囲む周辺のことをいいます。

しかし「胴回り」「身の回り」など、身近なものや目や手で確認できる程度のものに対しては「回り」が使われます。

廻り」は、「回り」と同じ使われ方をします。置き換え可能です。

廻り」の「」は、「」に部首「」をつけた漢字です。「」は常用外の漢字であるため、「」が使われることが多いです。