「申し子」の意味と使い方や例文!「時代の申し子」とは?(語源由来・類義語)

【言葉】
申し子

【読み方】
もうしご

【意味】
①神仏に祈ったおかげで授かった子。
②神仏など霊力を持つものから生まれた子。また、その分野で特に優れた能力を持つ人。

【語源・由来】
神仏に祈ったおかげで授かった子の意から。

【類義語】
・風雲児
・寵児

「申し子」の使い方

健太
彼は天狗の申し子って言われているよね。
ともこ
霊力があるって言っているんでしょう?
健太
本当にあるのかな。
ともこ
種も仕掛けもある手品に決まっているわよ。

「申し子」の例文

  1. 怒りにかられる民衆が役人をおしのけ、みずから刑の執行にあたろうとするのが常であって、それを制するために、多数の警備を必要とした。誰もが自分はマドンナの申し子だと信じこんでいた時代である。(スタンダール カストロの尼)
  2. 彼らはバンドブームの申し子たちの中でも特に人気が高かった。
  3. 真田昌幸、黒田如水は、同じ天文年間の生まれであり、戦国時代の申し子だ。
  4. 剛速球でスコアボートに0を並べた彼は、甲子園の申し子だ。
  5. 幼いころからIT機器に触れ、プログラミンが遊びの延長線上だった彼は、デジタルネイティブ時代の申し子だ。

「時代の申し子」とは?

申し子」を用いた表現の一つに「時代の申し子(じだいのもうしご)」があります。

時代の申し子」とは、ある社会的背景から、その時代の特性を反映させて生じたものことをいいます。

【例文】

  1. 息がしやすくメイクが崩れない立体型マスクは、感染症蔓延時代の申し子といえる。
  2. 世界を席巻するグーグル、アップル、アマゾンは、無形資産時代の申し子だ。