「物憂げ」の意味と使い方や例文!「物憂げな雰囲気」とは?(類義語・対義語)

【言葉】
物憂げ

【読み方】
ものうげ

【意味】
なんとなく気の進まない様子。はればれしない様。おっくうそうな様。

形容詞「物憂し」の語幹「ものう」+接尾語「げ」から成る語。
【類義語】
・アンニュイ
・沈鬱

【対義語】
・明朗
・活発

「物憂げ」の使い方

健太
秋になると物憂げな気持ちになるね。
ともこ
夏がキラキラし過ぎなのよね。
健太
キラキラしていて夏が好きだったけど、最近の夏は暑すぎだよ。
ともこ
秋になると物憂げな気持ちより、ほっとすることの方が多くなったわね。

「物憂げ」の例文

  1. 細かい羽虫が軒端に簇っていて、物憂げな十時ごろの日差しであった。(徳田秋声 仮装人物)
  2. よう子は運ばれてくる皿にほとんど手をつけず、眼に熱っぽい物憂げな光がある。(吉行淳之介 技巧的生活)
  3. おまえの物憂げな眼の光が、それをはっきり告げとるぞ。(中島敦 李陵・山月記)
  4. 物憂げな表情のともこちゃんとは対照的に、健太くんは満面の笑みを浮かべている。
  5. 健太くんは物憂げで青ざめているが、大丈夫だろうか。

「物憂げな雰囲気」とは?

物憂げ」を用いた表現の一つに「物憂げな雰囲気(ものうげなふんいき)」があります。

物憂げな雰囲気」とは、はればれしない様や、おっくうそうな様をいいます。

【例文】

  1. 物憂げな雰囲気の女性は、ミステリアスな魅力がある。
  2. ともこちゃんは、物憂げな雰囲気で窓の外を眺めている。