「投げ遣り」の意味と使い方や例文!(類義語)

【言葉】
投げ遣り

【読み方】
なげやり

【意味】
①投げて与えること。
②投げ捨てておくこと。結果はどうなっても構わないこと。無責任な態度であること。

【類義語】
・いい加減
・適当
・生半可
・ぞんざい

「投げ遣り」の使い方

ともこ
健太くん。やる気がなくて投げ遣りに見えるわよ。
健太
やる気がでないんだ。
ともこ
やる気を出して楽しんだ方が良いわよ。
健太
この作業の価値が見いだせたらやる気が出るかも。

「投げ遣り」の例文

  1. 「まあ、そのうち、帰ってくるんじゃねえか」と投げ遣りに轟は言った。(伊坂幸太郎 ゴールデンスランバー)
  2. これが夫だと、いつまでも黙って針を動かすのが、御米の例であったが、相手が小六の時には、そう投げ遣りにできないのが、(夏目漱石 門)
  3. どうなっても構わないという投げ遣りな気分になった。
  4. 貰乳をして育てていると、やっと四月ばかりになった時、江戸中に流行った麻疹になって、お医者が見切ってしまったのを、わたしは商売も何も投げ遣りにして介抱して、やっと命を取り留めた。(森鴎外 雁)
  5. その頃の健太くんは、自暴自棄というか投げ遣りな感じだった。