「慣れる」の意味と使い方や例文!「馴れる」との違いは?(類義語・対義語)

【言葉】
慣れる

「馴れる」「狎れる」とも書く。

【読み方】
なれる

【意味】
物事に絶えず触れることによって、それが平常と感じられるようになる意。
①たびたび経験した結果、平常のこととなる。
②たびたび行ってじょうずにできるようになる。うまく扱えるようになる。習熟する。
③隔てなくむつぶ。なじみになる。また、獣などがなつく。
④なじんでうちとけすぎる。
⑤衣類などを着古してよれよれになる。また、からだによくなじむ。
⑥使い古す。
⑦新鮮でなくなる。くさる。
⑧よく熟成する。まじりあってよくととのう。
⑨(動詞の連用形について)しょっちゅう・・・して具合よくなる。

【類義語】
・なじむ

【対義語】
・不慣れ

「慣れる」の使い方

健太
都会の明るさに慣れて、田舎の暗さが怖いよ。
ともこ
田舎のお化けよりも都会の人間の方が怖いと思うけど。
健太
それもそうだ。お化けの方がかわいいもんだ。
ともこ
お化けがかわいく見えるくらいに、健太くんは都会で大変な目にあっているのね。

「慣れる」の例文

  1. 一時の成功にすぐ調子に乗るのは、苦労に慣れない貴族の通性であろう。(菊池寛 四条畷の戦)
  2. 長くそこに住んでいれば、人はそういう匂いにも慣れるのかもしれない。(村上春樹 1Q84 BOOK3)
  3. 転校先の学校に慣れるのに苦労した。
  4. 起伏のあるコースで慣れるのに時間がかかった。
  5. 習うより慣れよという。慣れるために体験してみればいいと思う。

「慣れる」と「馴れる」の違いは?

慣れる」は「馴れる」とも書きます。

一般的に「慣れる」を使います。

しかし「その人に対して親しみの気持ちをもつようになる。なじむ。なつく。」「動物が人間に対する警戒心などを持たなくなる。」という意味では、「馴れる」が使われることがあります。