【言葉】
蔑ろ
【読み方】
ないがしろ
【意味】
①他人や事物をあっても無いかのように侮り軽んずるさま。
②しどけないさま。むぞうさなさま。
「ナキガシロ(代)」の音便。無いも同然の意。
【類義語】・粗略
・卑しむ
・おろそか
・なおざり
・差し置く
・無視する
・見くびる
・侮る
「蔑ろ」の使い方
健太くん。既読スルーをするとはどういう了見?
忙しかっただけだよ。
私は親友だと思っていたのに、健太くんは、私を蔑ろにするのね。
そんなつもりは毛頭ないよー。
「蔑ろ」の例文
- 家族を蔑ろにして仕事に邁進し過ぎたので、家族の時間を大事にする。
- 私は私の過去や未来を蔑ろにするものではない。(有島武郎 惜みなく愛は奪う)
- 女性の人権や権利が蔑ろにされている。
- 政府は、どこまで国民を蔑ろにすれば気がすむのか。
- 人は神を蔑ろにし、恋と友情を以って愛であると言い、利己愛を軽侮しました。(キェルケゴール 愛について)
「蔑ろにする」とは?
「蔑ろ」を用いた表現の一つに「蔑ろにする」があります。
「蔑ろにする」とは、侮り軽んじることをいいます。
【例文】
- 私を蔑ろにするとどうなるかわかっているだろうな。
- 彼は、先祖代々の墓を蔑ろにするような人ではない。