「責め立てる」の意味と使い方や例文!「責める」との違いは?(類義語)

【言葉】
責め立てる

【読み方】
せめたてる

【意味】
①厳しく非難する。しきりに責める。
②しきりに催促する。

【類義語】
・苦しめる
・責めさいなむ

「責め立てる」の使い方

健太
計画が失敗して、僕が責め立てられたんだ。
ともこ
協力しなかったクラスのみんなにも責任があるのにね。
健太
みんなで協力すれば絶対に成功したのに。
ともこ
やる気のないメンバーばかりで大変だったわね。

「責め立てる」の例文

  1. 部下を「給料泥棒」と責め立てる
  2. が、そういう云いしれぬ悲しみは、却って少女の心に物語の哀れを一層沁み入らせるような事になった。少女はもっと物語が見られるようにと母を責め立てていた。(堀辰雄 姨捨)
  3. 大垣はここ数日、気の狂いそうな焦燥感と無力感に責め立てられていた。(筒井康隆 大いなる助走)
  4. 高利貸しにお金を借りてしまい、借金取りに責め立てられる。
  5. ここから早く立ち退けと責め立てられる。

「責め立てる」と「責める」の違いは?

責め立てる」に似ている語に「責める」があります。

責める」とは、
①過失・怠慢・違約などを取り上げて非難する。とがめる。なじる。
②厳しく催促する。せきたてる。また、しつこく求める。せがむ。

㋐苦しめる。悩ませる。
㋑苦痛を与えていじめ苦しめる。いためつける。
④目的を果たすために、積極的な働きかけをする。
⑤一心に努力する。真剣に追い求める。
⑥馬を乗りならす。調教をする。

という意味です。

責める」も「責め立てる」も、非難することをいいます。

しかし「責め立てる」は、厳しく、しきりに「責める」ことをいいます。

また、「責め立てる」の方が、「責める」よりも威圧的です。