【言葉】
しどろもどろ
【意味】
言葉の使い方や話の内容などが、とりとめなく、ひどく乱れたさま。
【類義語】
・挙動不審
・首尾一貫性がない
「しどろもどろ」の使い方
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野党に追及されて、首相はしどろもどろに答えていたね。
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頼りない首相よね。
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そういえば、マスコミに追及されて逆切れしていた首相もいたね。
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そんな首相ばっかりね。
「しどろもどろ」の例文
- その時に話がしどろもどろになったり、矛盾が出てきたりしたらまずい。しっかりと打ち合わせておかなきゃ、尋問は乗り切れない。(東野圭吾 赤い指)
- 顔といえば、僕は俊雄君の顔を考えるたびに、しどろもどろになるのである。(太宰治 正義と微笑)
- それに彼の話がしどろもどろになりはじめたからである。話がここのところまで来ると、とたんに彼の言うことがいままでの十倍もあやふやになって、さっぱり筋道がたたなくなってしまったのである。(ドストエフスキー 未成年 下)
- そこで彼女は説明したが、おろおろして、言葉もしどろもどろだった。(モーパッサン 女の一生)
- 目的もなくうろつき、職務質問されしどろもどろに答える姿にさらに怪しさを感じる。
「しどろもどろ」と「言い淀む」「支離滅裂」 との違いは?
「しどろもどろ」に似ている語に「言い淀む(いいよどむ)」「支離滅裂(しりめつれつ)」があります。
「しどろもどろ」と「言い淀む」の違いは?
「言い淀む」とは、「すらすらと言葉が続いて出ないで口ごもる。言いかけてためらう。」という意味です。
「しどろもどろ」も「言い淀む」も、言葉がすらすらと出てこない様子をいいます。
しかし「しどろもどろ」は、支離滅裂な発言や言葉に一貫性がない様子をいいます。
対して「言い淀む」は、言葉に詰まり黙ってしまうことをいいます。
「しどろもどろ」と「支離滅裂」の違いは?
「支離滅裂」 とは、ばらばらでまとまりがなく、筋道が立っていないさまをいいます。
「しどろもどろ」も、一貫性がなく、筋道が通らないさまをいうので、両語はほぼ同じ意味です。