【言葉】
強いる
【読み方】
しいる
【意味】
相手の意志を無視して、自分の意のままにおしつける。強制する。
【類義語】
・強制
・強要
「強いる」の使い方
国葬の際は国旗を掲げ黙祷をするんだって。
弔意を強いるのはどうなんだろう。
弔意は自然と生じるものだと思うんだけど。
どこかの軍事国家みたいね。
「強いる」の例文
- 被害者に泣き寝入りを強いるとは何事だ。
- 民衆に犠牲を強いる政府は必要ない。
- ただでさえ忙しい現場に、さらなる負荷を強いた。
- 発達した文明が人に苦痛を強いるという話は、容認したくありません。(福井晴敏 終戦のローレライ 上)
- 実の頼みは、茶話のようで、その実無理にも強いるような力を持ていた。(島崎藤村、家)
「無体を強いる」とは?
「強いる」を用いた表現の一つに「無体を強いる(むたいをしいる)」があります。
「無体を強いる」とは、無理なことや無法なことを強制することをいいます。
【例文】
- 部長に無体を強いられたので辞めることにした。
- 上司は、自分の成績アップのために部下に無体を強いるばかりだった。