「仕舞い」の意味と使い方や例文!「終い」との違いは?(類義語・対義語)

【言葉】
仕舞い

「終い」「了い」とも書く。
【読み方】
しまい

【意味】
①ものごとの最後。すえ。はて。おわり。また、おわること。やめること。
②首尾。出来具合。
③商家などで、年末に一年の勘定を済ませて迎春の用意をすること。
④化粧。おつくり。
⑤取引所で、転売または買戻しによって約定を結了させること。

【類義語】
・すえ
・はて
・おわる
・やめる
・首尾
・化粧

【対義語】
・しはじめに
・やりはじめに

「仕舞い」の使い方

健太
おじいちゃんが若いころ、アパートにお風呂がなくて、銭湯の仕舞い湯に無料で入らせてもらってたんだって。
ともこ
そうやって苦労して、今の成功があるのね。
健太
苦労したから堅実経営でここまで成長できたんだよね。
ともこ
苦労していなかったら、今頃倒産していたかもね。

「仕舞い」の例文

  1. 何を意味しているのか当時はさっぱりわからず仕舞いだったのであるが。(李成 砧をうつ女)
  2. それから仕舞いまで、二人ともほとんど口を聞かずにグラスを空けた。(伊岡瞬 いつか 虹の向こうへ)
  3. 仕舞い道具を入れるポーチがほしい。
  4. ある分が売り切れ次第仕舞います。
  5. 円安を想定し短期的に仕掛け、手仕舞いはすぐに行う。

「仕舞い」と「終い」の違いは?

仕舞い」は「終い」とも書きます。

仕舞い」は、常用漢字表にあります。

対して「終い」の「」は常用漢字ですが、「終い(しまい)」という読み方は常用漢字表にない読み方です。

主に公的な書類では「仕舞い」か平仮名表記の「しまい」が使われ、小説などで完結させたことを強調したい場合は「終い」が使われることが多いです。