【言葉】
しみじみ
【意味】
①深く心にしみるさま。よくよく。つくづく。
②静かに落ち着いているさま。しんみり。
【類義語】
・つくづく
「しみじみ」の使い方

コロナウィルスに感染したんだよ。

インフルエンザよりつらいって言うわよね。

本当につらかった。しみじみと健康のありがたさが分かったよ。

健康のありがたさは病気になってはじめて気付くわよね。
「しみじみ」の例文
- 自分の娘としての全てに、そうやってしみじみと別れを告げたかった。(堀辰雄 菜穂子)
- そして、このひとが自分にとって大事なひとであることをしみじみ感じた。(ゲーテ 若きウェルテルの悩み)
- その時には感じなかった一人の尊さを、しみじみと思わせられたのだ。(三浦綾子 ちいろば先生物語)
- 年を取って故郷がしみじみと思い出される。
- 健太くんとしみじみと思い出を語り合った。
「しみじみ」と「つくづく」の違いは?
「しみじみ」に似ている語に「つくづく」があります。
「つくづく」とは、
①念を入れてみたり考えたりするさま。つらつら。よくよく。
②物思いに沈むさま。物さびしく。
③深く感ずるさま。
という意味です。
「しみじみ」も「つくづく」も、心に深く感じるさまをいいます。
しかし「しみじみ」は、「しみじみとした感情」のような使い方をされ、感情について使われます。
対して「つくづく」は、「つくづく考える」のように、何度も、または深く、考えたり思ったりすることをいいます。