「託す」の意味と使い方や例文!「委ねる」との違いは?(類義語)

【言葉】
託す

【読み方】
たくす

【意味】
①自分がなすべきことを他の人に頼む。まかせる。
②人に頼んで品物などを届けてもらう。用件を他の人にことづける。
③気持ちや意見などを他の物にことよせて表す。

【類義語】
・預ける

「託す」の使い方

健太
カッコウは他種の鳥に卵を託すんだよね。
ともこ
された鳥は、ほとんど気付くことなく抱卵、育雛をするらしいわよ。
健太
凄いシステムだね。
ともこ
カッコウだけじゃなく、ホトトギス、ジュウイチ、ツツドリも同じことをするらしいわ。

「託す」の例文

  1. 姉は子供を私にし、夜の街に遊びに出る。
  2. 今はそのひっそりした小路に身を託すことができるように彼には思えた。(ヴィクトル・ユゴー レ・ミゼラブル)
  3. 健太くんのお父さんは、自分の夢を息子にした。
  4. ともこちゃんからみなさんへのメッセージをされている。
  5. それとは別に彼の家に寄っていった馴染みもない人たちにして送りもした。(スタンダール 赤と黒)

「託す」と「委ねる」の違いは?

託す」に似ている語に「委ねる(ゆだねる)」があります。

委ねる」とは、
①処置などを人にまかせる。また、すべてをまかせる。
②すべてをささげる。

という意味です。

託す」も「委ねる」も、まかせることをいいます。

しかし「委ね」は、相手の信用が前提になります。

しかし「託す」は、相手を信用しているかどうかは関係がありません。