「転じて」の意味と使い方や例文!(類義語)

【言葉】
転じて

【読み方】
てんじて

【意味】
話題の観点や問題点をそれまでのものから変えることを表す。

【類義語】
・逆に

「転じて」の使い方

健太
感染症が蔓延して大変だったね。
ともこ
災い転じて福となすっていうわよ。感染症が蔓延して、夜遅くまで飲み歩かなくなり、世界的な節電、健康維持につながったことは否めないわ。
健太
夜はやっている店がなくて真っ暗だったもんね。
ともこ
規則正しい生活になって、マスクをして、健康に気をつかう人が増えたわ。

「転じて」の例文

  1. このことが和歌自体を芸術であることから転じて、宗教のごときものにする。(風巻景次郎 中世の文学伝統)
  2. チェスでは、手に詰まった時に盤面をひっくり返すと、相手側から全体を見ることで打開策が見えることがある。転じて、敵の立場に立って物を考えることの大切さをいう。
  3. この相言葉は、もう軍の用語から転じて、民間のものになっていた。(吉川英治 源頼朝)
  4. 実りの秋から転じて、季節に関わらず収穫時期を秋と呼ぶこともある。
  5. 某テレビ局の番組で、うたのおにいさんと共に司会進行を務める女性をうたのおねえさんと呼ぶ。転じて、子供向け番組で歌を担当する女性をうたのおねえさんと呼ぶことがある。