「とばっちり」の意味と使い方や例文!「とばっちりを食らう」とは?(類義語)

【言葉】
とばっちり

【意味】
傍にいて水しぶきを受ける意から、傍にいて禍のかかること。

【類義語】
・巻き添え
・そばづえ
・累

「とばっちり」の使い方

健太
殺人事件のせいで、とばっちりを受けたよ。
ともこ
校舎内に残っていた生徒全員が取り調べを受けたもんね。
健太
痛くもかゆくもない腹を探られたよ。
ともこ
厳しい取り調べに、何もしていないのに自分がやったような錯覚に陥ったわ。

「とばっちり」の例文

  1. ほかにとばっちりが行くことのほうが恐ろしい、それはわかるでしよう?(宮部みゆき 龍は眠る)
  2. Kの叫び声のおかげでとばっちりを受けたのはブロックであった。(カフカ 審判)
  3. 俺が喰い込んでもお前にはとばっちりが行くようにはしたくないで、打ち明けないのだ。(有島武郎 或る女)
  4. 彼への批判は飛んだとばっちりと擁護する人もいる。
  5. 客同士の諍いのとばっちりを受けて、食べかけの料理をめちゃくちゃにされた。

「とばっちりを食らう」とは?

とばっちり」を用いた表現の一つに「とばっちりを食らう(とばっちりをくらう)」があります。

とばっちりを食らう」とは、傍にいて禍のかかることをいいます。

例文

  1. とばっちりを食らうのが嫌でけんかを止めなかった。
  2. とばっちりを食らって自分まで叱られてはかなわない。