「尊い」の意味と使い方や例文!「貴い」との違いは?(類義語・対義語)

【言葉】
尊い

「貴い」とも書く。
【読み方】
とうとい

【意味】
①崇高で近寄りがたい。神聖である。高貴である。
②きわめて価値が高く、非常に貴重である。
③高徳である。ありがたい。

【類義語】
・高貴

【対義語】
・粗末
・ありふれた

「尊い」の使い方

ともこ
健太くん。川でおぼれていた園児を助けたんですって?
健太
一緒に溺れずにすんでよかったよ。
ともこ
健太くんの勇気のおかげで、尊い命が救われたのね。
健太
そう言われてみると、僕ってすごいことをしたんだね。

「尊い」の例文

  1. 実際こんなときに込上げて来る笑いほど尊い笑いはないと私は信じます。(岸田国士 笑について)
  2. いかにさもしくとも力なくとも人間は人間であることによってのみ尊い。(有島武郎 惜みなく愛は奪う)
  3. しかし道具はどこまでも道具で、意志があらわれるから道具もくなる。(夏目漱石 文芸の哲学的基礎)
  4. 健太くんには、どんな困難にぶつかっても目的に向かって乗り越え進むという尊い精神がある。
  5. ゼロからイチを生み出す第一次産業は尊い仕事だ。

「尊い」と「貴い」の違いは?

尊い」は「貴い」とも書き、すぐれて価値があり、敬うべきさまをいいます。

しかし「尊い」は、尊敬する気持ちを起こさせるようなようすをいいます。

対して「貴い」は、価値や身分が高く、貴重なようすをいいます。