「承る」の意味と使い方や例文!「承らせていただきます」は間違い?(類義語)

【言葉】
承る

【読み方】
うけたまわる

【意味】
①「受ける」の謙譲語。謹んで受ける。お受けする。
②「聞く」の謙譲語。謹んで聞く。拝聴する。
③「伝え聞く」の謙譲語。
④引き受ける意の謙譲語。謹んでお引き受けする。

【類義語】
・拝聴する
・傾聴する
・お聞かせいただく
・伺う

「承る」の使い方

ともこ
既製品の服って、何だかしっくりこないのよね。
健太
あのブランドなら、セミオーダーをりますって言っていたよ。
ともこ
セミオーダーなら、オーダーメイドよりも安そうね。
健太
一度行ってみると良いよ。

「承る」の例文

  1. ただりまするだけで、それがしかし何より私には結構でございます。(泉鏡花 草迷宮)
  2. 如水承ると云って、左馬介を殺さずして、長男の新六郎を殺してしまった。(菊池寛 小田原陣)
  3. ご質問がございましたら、講演会の後ります。
  4. 皆様のご要望はしかとりました。
  5. 米友は今、名も知れぬ一行の殿をって、茫然として進み行くばかりです。(中里介山 大菩薩峠)

「承らせていただきます」は間違い?

」を用いた表現の一つに「承らせていただきます(うけたまわせていただきます)」があります。

承らせていただきます」とは、謙譲語の「承る」+謙譲語「させていただく」から成る語です。

拝見させていただく」「伺わせていただく」と同じように、謙譲語が重なる二重敬語となり間違いです。