「薄ら寒い」の意味と使い方や例文!「薄ら寒い笑み」とは?(類義語)

【言葉】
薄ら寒い

【読み方】
うすらさむい

【意味】
なんとなく寒い。ほのかに感じられる寒さなどにいう。

【類義語】
・肌寒い
・寒い

「薄ら寒い」の使い方

健太
焚火から離れると薄ら寒いね。
ともこ
もうキャンプに向かない季節になってきたわね。
健太
冬眠のためにえさを探すクマと出会う危険性があるしね。
ともこ
そうなのよ。見て見ぬふりをしていたんだけど、さっきから私たちのテントをエサを求めてきたクマが荒らしているのよ。

「薄ら寒い」の例文

  1. なにかしら薄ら寒い影ばかりが空にも地面にも感じられて来た。(北原白秋 蜜柑山散策)
  2. だがそこに窓のあることの意味をよく考えると、俺は首筋が薄ら寒い感じがした。(宮部みゆき 模倣犯 下)
  3. ある薄ら寒い秋の日の暮れ、彼は一本の唐黍にたちまちこの画家を思い出した。(芥川龍之介 或阿呆の一生・侏儒の言葉)
  4. ともこちゃんと最後に会ったのは、確か去年の薄ら寒くなったころだったと思う。
  5. 薄ら寒い秋の夜、無性におでんが食べたくなった。

「薄ら寒い笑み」とは?

薄ら寒い」を用いた表現の一つに「薄ら寒い笑み(うすらさむいえみ)」があります。

薄ら寒い笑み」とは、寒気を感じるほほえみという意味です。

【例文】

  1. ともこちゃんは、この後が怖くなるような薄ら寒い笑みを浮かべていた。
  2. 彼の薄ら寒い笑みの裏にはどんな感情が隠されているんだろうか。