「沸き起こる」の意味と使い方や例文!「湧き上がる」「 巻き起こる」との違いは?(類義語)

【言葉】
沸き起こる

【読み方】
わきおこる

【意味】
①感情などがこみ上げてくる。
②歓声などが盛んに起こる。

【類義語】
・噴き出す
・起こる
・沸き立つ

「沸き起こる」の使い方

健太
アイドルの熱愛報道に怒りが沸き起こったよ。
ともこ
ファンじゃない人からも大ブーイングが沸き起こったわよね。
健太
恋愛したいならアイドルにならなければいいのに。
ともこ
アイドルは、プライベートも演じる覚悟がないとできないわよね。

「沸き起こる」の例文

  1. 主演俳優の登場に大歓声が沸き起こる
  2. 演奏が終わり、周囲からたくさんの拍手が沸き起こった。
  3. 日本の逆転勝ちにジャパンコールが沸き起こった。
  4. 腹に沸き起こった怒りを抑え、書類に捺印すると黙って富山に突き返した。(池井戸潤 下町ロケット)
  5. 果てしなく続くように思われた人の波は、相変わらず沸き起こってきたが、人の数は随分と減り始めた。(角田光代 幸福な遊戯)

「沸き起こる」と「湧き上がる」「巻き起こる」の違いは?

沸き起こる」に似ている表現に「湧き上がる(わきあがる)」「巻き起こる(まきおこる)」があります。

「沸き起こる」と「湧き上がる」の違いは?

湧き上がる」とは、下の方から現れて上の方へ行くことをいいます。

沸き起こる」は、感情などがこみ上げてくることをいいます。

しかし「湧き上がる」は、物事が下の方から現れて上の方へ行くことをいいます。

「沸き起こる」と「巻き起こる」の違いは?

巻き起こる」とは、
①うずを巻くようにして立ちのぼる。
②多くのものが一時に激しく盛んになる。わきおこる。

という意味です。

沸き起こる」も「巻き起こる」も、盛んになることをいいます。

しかし「沸き起こる」は、感情や拍手、喚声などについていいます。

対して「巻き起こる」は、嵐やブームなどについていいます。