「寄る辺ない」の意味と使い方や例文!「寄る辺ない気持ち」とは?(類義語)

【言葉】
寄る辺ない

【読み方】
よるべない

【意味】
身を寄せるあてがない。たのみとする所がない。

【類義語】
・行き場を失う
・身の置きどころがない

「寄る辺ない」の使い方

ともこ
人間の赤ん坊は寄る辺ない期間が他の動物より長いのよね。
健太
野性環境だったら、すぐに襲われるよね。
ともこ
進化の過程で未熟なまま生まざるを得ない理由があったんでしょうね。
健太
進化って神秘的でおもしろいよね。

「寄る辺ない」の例文

  1. 寄る辺ない子供たちを救う活動をしている男性が、罪を犯し逮捕され大きなニュースとなった。
  2. 非正規滞在者は、明日退去強制令が言い渡される可能性がある寄る辺ない存在だ。
  3. 可哀相にお父上は、 喜んで豚や寄る辺ない浮浪人どもと一緒に小屋にお泊りになったのですか?飼料用に細かく切った、黴臭い一握りの藁の中で?(シェイクスピア リア王)
  4. 老後の寄る辺なき身に住み家をあたえてくれるその人は、老母にとっても大切なスポンサーであるから、めったなことでは、口を割るまい。(森村誠一 日蝕の断層)
  5. そしてその悲嘆、その恐怖、それらは何人によって語りえられるであろうか?作者がこの物語に描いたものは、そうした苦悶と絶望の、ほんの微かな影にしか、おぼろげな姿にしかすぎないのであって、今こうして作者が筆を執っている間にも、その苦悶と絶望は、何千という人々の心を苦しめ、何千という家庭を打ち砕き、寄る辺ない、傷つきやすい民族を逆上や自暴自棄へと駆りたてているのである。(ストウ アンクル・トムズ・ケビン)

「寄る辺ない気持ち」とは?

寄る辺ない」を用いた表現の一つに「寄る辺ない気持ち(よるべないきもち)」があります。

寄る辺ない気持ち」とは、よりどころがない気持ちをいいます。

【例文】

  1. 退職すると肩書を失い、寄る辺ない気持ちにつかれる。
  2. 思春期は、大人と子供の狭間で寄る辺ない気持ちになる。