「見下す」の意味と使い方や例文!「見くびる」との違いは?(類義語・対義語)

【言葉】
見下す

【読み方】
みくだす

【意味】
①下の方を見る。みおろす。
②あなどって見る。みさげる。さげすむ。

【類義語】
・見極める
・見据える

「見下す」の使い方

ともこ
フランス人は、自分たちが世界で一番偉いからと、アジア人を見下す傾向にあるんだって。
健太
黒髪黒目で顔は平坦だしね。
ともこ
見た目で見下されたらたまらないわ。
健太
僕は見下されようとも、アジア人であることを誇りに思って生きて行くよ。

「見下す」の例文

  1. あの議員が発言を重ねるほどに、国民を見下すようなスタンスが際立つ。
  2. 同じ土俵に立ってはいけない。世の中にはああいう人間もいると思って心の中で見下してやればいい。
  3. 振り込め詐欺の主犯は、安全な場所から搾取する老人を見下している。
  4. 派手好きなマリー・アントワネットは、地味な夫のルイ16世を見下していたという。
  5. 極力刑事と誤解されないよう、下手に出て声をかける。すると今度は、明らかに見下されたような態度で迎えられるようになった。(貫井徳郎 天使の屍)

「見下す」と「見くびる」の違いは?

見下す」に似ている語に「見くびる(みくびる)」があります。

見くびる」とは、「力や価値がないと見極めをつける。軽んじあなどる。みくだす。」という意味です。

見下す」も「見くびる」も、軽んじあなどることをいいます。

しかし「見下す」は、「下の方を見る。みおろす。」という意味がある点が違います。