「あえか」の意味と使い方や例文!「あえかなる」とは?(類義語)

【言葉】
あえか

【意味】
かよわく、なよなよしたさま。たよりないさま。

【類義語】
・か弱い
・美しい
・儚い
・頼りない

「あえか」の使い方

健太
新しい担任の先生はあえかな先生だったね。
ともこ
40人近い子供を相手に大丈夫なのかしらね。
健太
倒れたら40人で支えればいいじゃないか。
ともこ
そうね。40人で保健室まで担いでいきましょう。

「あえか」の例文

  1. 彼女は、あえかに美しい人だった。
  2. ともこちゃんはあえかに見えるが、意外と頑固で芯の強い女性だ。
  3. 早咲きの桜が、木枯らしに吹かれながらあえかに咲いている。
  4. その顔は非常にあえかで、縁遠くて、ひややかで、わたしのことなど気にかけてはいなかったから、わたしは腹立たしさと苦しさのあまりに息もとまる思いだった。(ヘルマン・ヘッセ 郷愁)
  5. 外に出ると、あえかな風が音も無く吹いていた。

「あえかなる」とは?

あえかなる」は、「あえか」の形容動詞ナリ活用です。

あえかなる」とは、「かよわい様子だ。きゃしゃだ。」という意味です。

【例文】

  1. 順礼はつとにめざめて あえかなる友をかおもふ。(北原白秋 邪宗門)
  2. ともこちゃんはあえかなる女性だった。