「あやかる」の意味と使い方や例文!「恩恵にあやかる」は間違い?(類義語)

【言葉】
あやかる

【意味】
①影響を受けて同様の状態になる。感化されて似る。特に、幸せな人に似て自分も幸福を得る。
②変化する。ゆれ動く。

【類義語】
・似せる
・虎の威を借る狐

「あやかる」の使い方

健太
ホームラン王から愛用のバットを借りてきたんだ。
ともこ
ホームラン王にあやかるつもり?
健太
今日の僕はホームラン量産マシーンになるよ。
ともこ
道具が一流でも、技術が三流なら無理よ。

「あやかる」の例文

  1. その景政の武勇にあやかるべく、鎌倉武士たちはかれを神として祭った。(光瀬龍 歌麿さま参る)
  2. 秀吉は柴田と丹羽にあやかりたいといふので羽柴といふ姓を名乗つた。(坂口安吾 二流の人)
  3. おれのこの勇気にあやかりたいのだろうか。(魯迅 阿Q正伝)
  4. 人間の住居は人の短命にあやかり、神の住居は神の永生にあやかるものらしい。(ユゴー・ヴィクトル レ・ミゼラブル)
  5. 当時人気のあった歌手の名前にあやかり、長男なのに次郎と名付けられた。

「恩恵にあやかる」は間違い?

あやかる」を用いた「恩恵にあやかる」という表現をみかけることがあります。

これは「恩恵にあずかる(おんけいにあずかる)」と混同した誤用です。

恩恵にあずかる」とは、名誉あることや願わしいことにかかわり、恩恵を受けることをいいます。

あやかる」は、「肖る」と書き、影響を受けて同様の状態になることをいいます。

恩恵にあやかる」という表現だと、利益や幸福をもたらすものをまねて利益や幸福と同じ状態になるというおかしな意味になります。

利益や幸福をもたらすものとかかわることで幸福になることをいう「恩恵にあずかる」が正しい表現です。