【言葉】
あざとい
【意味】
①やり方があくどい。ずうずうしく抜け目がない。
②小利口である。
【類義語】
・思慮が浅い
・あさはかだ
「あざとい」の使い方
彼女は、男性に受ける表情や仕草をわかっているわよね。
やり口があざといよね。
同性には嫌われるタイプね。
計算高さが見て取れるから、異性からも敬遠されると思うよ。
「あざとい」の例文
- あざとい手立てを講じてもともこちゃんには通じないだろう。
- 彼は、あざとい商法で金儲けを企んでいる。
- そうでなしに、あんまり笑わそうとして無理にやっては、あざといものになってしまいます。(尾上松緑 松緑芸話)
- 「始めッ」 だがそうなると、相手はあざとく引き分けを狙ってくるものである。誉田哲也 武士道セブンティーン)
- あざとい手かもしれないが、奥方をお迎えするという話をするだけで、心の中に希望が湧き続けるのだ。真夜中がやって来る。(ディケンズ 荒涼館)
褒め言葉?悪口?
「あざとい」は、思慮深さに欠ける、あくどいという意味で、相手を非難する意で使われます。
なので悪口として使います。
しかし、最近では、あざとくてかわいいという意味で、「あざとかわいい」という表現が使われるようになりました。辞書には掲載されていない造語ですが、計算高さを感じるが、それも含めてかわいいという褒め言葉として使われます。