「挙げ句」の意味と使い方や例文!「揚げ句」との違いは?(類義語・対義語)

【言葉】
挙げ句

「揚げ句」とも書く。
【読み方】
あげく

【意味】
①連歌・連句の最後の七・七の句。
②転じて、おわり。結局。副詞的にも用いる。

【類義語】
・結局
・最終的

【対義語】
発句

「挙げ句」の使い方

健太
さんざん悩んだ挙げ句に最初の案になったよ。
ともこ
自分の直感を信じて最初の案にすればよかったのに。
健太
今となって考えてみればそうなんだよね。
ともこ
成功すると良いわね。

「挙げ句」の例文

  1. だから待ちくたびれた挙げ句に冷えた夕飯を食べることが何度か続いた。(東野圭吾 殺人の門)
  2. 酔って見知らぬ人と口論になった挙げ句に乱闘騒ぎになった。
  3. その人は、散々文句を言った挙げ句に何も買わずに帰ってしまった。
  4. 疲れてへろへろだった。挙げ句の果てに雨まで降って来た。
  5. 努力した挙げ句にすべてが水の泡になった。

「挙げ句」と「揚げ句」の違いは?

挙げ句」は「揚げ句」とも書きます。

元々は、連歌・連句の最後の七七の句をいいました。

古くは「揚句」と書かれました。

百人一首で取り合う方の札を「挙げ句」といい、結句ともいいます。

百人一首では「揚げ句」とは表記しません。

現在では「挙げ句」の方がメジャーですが、「挙げ句」も「揚げ句」も同じ意味です。