【言葉】
鎮まる
「静まる」とも書く。
【読み方】
しずまる
【意味】
①(神霊などが)鎮座する。
②(盛んだった勢力などが)衰える。
③(騒動や猛り立つ心などが)やむ。おだやかになる。おちつく。おさまる。
④話し声や物音などがやんで静かになる。
⑤(あたりの人々が)寝入る。寝静まる。
⑥沈着である。物静かである。
【類義語】
・落ち着く
・おさまる
【対義語】
・暴れる
・乱れる
・騒ぐ
「鎮まる」の使い方
むしゃくしゃするよー。
怒りが鎮まるまで神社でお祈りしてきたら?
気持が鎮まるかな。
厳粛な雰囲気に、荒ぶる心も鎮まるしかなくなるわよ。
「鎮まる」の例文
- 彼はしばらく相手の気持ちが鎮まるのを待って、疑問の核心へ近づいた。(スティーヴンスン ジーキル博士とハイド氏)
- 消火活動が功を奏して火は鎮まりかけたが、建物が崩れ始めた。
- 彼女が鎮まるまで健太くんはそばにいた。
- その土地に鎮まり、その土地やその土地の者を守る神のことを鎮守という。
- 心が鎮まるよう深呼吸をくり返した。
「鎮まる」と「静まる」の違いは?
「鎮まる」は「静まる」とも書きます。
「鎮まる」は、主に、騒ぎや痛みなどがおさまる場合や神が鎮座する意で使われます。
対して「静まる」は、物音や動き、乱れた気持ちなどが落ち着くことをいいます。