「したたか」の意味と使い方や例文!「あざとい」との違いは?(類義語・対義語)

【言葉】
したたか

「強か」「健か」とも書く。
【意味】
①非常に強いさま。てごわいさま。
②いかめしさま。しっかりしているさま。
③甚だしいこと。沢山。

【類義語】
・気丈夫
・強靭
・ひどく

【対義語】
・脆弱
・ひ弱

「したたか」の使い方

健太
監督の采配は、したたかで老獪だったね。
ともこ
目先の勝利じゃなくて、その先のワールドカップ出場を見据えていたわよね。
健太
選手の実力が上がってきているし、選手層も厚くなっているから期待できるよね。
ともこ
ワールドカップで大活躍する姿を見るのが楽しみね。

「したたか」の例文

  1. ともこちゃんなら社会に出てもしたたかに生き延びるだろう。
  2. 階段から落ちて、腰をしたたか打った。
  3. 彼は、金儲けにかけては相当なしたたか者だ。
  4. したたか酒を飲んだようで、べろんべろんに酔っぱらっていた。
  5. したたかな相手だから交渉は難航しそうだ。

「したたか」と「あざとい」の違いは?

したたか」に似ている表現に「あざとい」があります。

あざとい」とは、
①思慮が浅い。小利口である。
②押しが強くてやり方が露骨で抜け目がない。

という意味です。

したたか」も「あざとい」も、人の性格を言い表します。

したたか」は、「強く手ごわい。しっかりしている。」という意味で使われます。

したたか」は、人に使っても失礼な表現ではありません。

あざとい」は、「抜け目がない。思慮が浅い。小利口である。」という意味で使われます。

あざとい」は、悪い意味なので直接人に言うことはあまりありません。