「巻き込む」の意味と使い方や例文!いい意味?悪い意味?(類義語・対義語)

【言葉】
巻き込む

【読み方】
まきこむ

【意味】
①巻いて中へ入れる。
②ある人間関係や事態に引き入れる。

【類義語】
・引き入れる
・引き込む
・抱き込む
・巻き添えにする

「巻き込む」の使い方

健太
先生と校長先生の戦いに巻き込まれて、空手部が廃部の危機だよ。
ともこ
空手部は関係ないのにね。
健太
迷惑な話だよ。
ともこ
いい大人が周囲を巻き込むような喧嘩をしないで欲しいわよね。

「巻き込む」の例文

  1. 第三国を巻き込む事態は避けたい。
  2. はじめられた戦争の巨大な波の中へいたしかたなく巻き込まれていった。(安野光雅編 悪人礼賛 中野好夫エッセイ集)
  3. 文枝をそんな目には巻き込みたくないと思えるだけの分別は残っていた。(熊谷達也 邂逅の森)
  4. 可愛い部下たちを巻き込んでしまい申し訳なく思う。
  5. 健太くんを巻き込ませないために、ともこちゃんは健太くんを突き放した。

いい意味?悪い意味?

巻き込む」は、近年、「主人公が周囲を巻き込んでいき、大きなことを成し遂げるストーリー」のように、いい意味で使われることがあります。

しかし「巻き込む」は、「悪事や事件の仲間や関係者に引き入れる。まきぞえにする。」という悪い意味なので、いい意味で使うのは誤用です。