「身を置く」の意味と使い方や例文!「身を投じる」との違いは?(類義語)

【言葉】
身を置く

【読み方】
みをおく

【意味】
ある環境や状況に囲まれた状態にする。

【類義語】
・携わる

「身を置く」の使い方

健太
ついこの前までは幸せだったんだけどな。
ともこ
過酷な運命に身を置くことになったわね。
健太
人生って何が起こるか分からないね。
ともこ
禍福は糾える縄の如しというから、諦めなければ幸せなときがめぐってくるわよ。

「身を置く」の例文

  1. 集団戦争の中に自らの身を置く危険性を十分に知っているはずだからだ。(水野良 ロードス島戦記 1 灰色の魔女)
  2. 私は出版業界に身を置く前、イトヤマさんと同じ会社に勤めていました。(絲山秋子 沖で待つ)
  3. このようなところに身を置いている方が落着けるのかも知れなかった。(井上靖 崖 下)
  4. 素晴らしい芸術作品に囲まれたこの環境に身を置くことで美的センスを磨く。
  5. 自然豊かな地に身を置くことで病んでいや心が癒されていった。

「身を置く」と「身を投じる」の違いは?

身を置く」に似ている語に「身を投じる(みをとうじる)」があります。

身を投じる」とは、
①身投げをする。
②みずから進んで身を置いて熱中する。

という意味です。

身を置く」は、ある環境や状況に囲まれることをいいます。

対して 「身を投じる」は、あえて「身を置」いて熱中することをいい、みずからその世界に飛び込むという意味で使われます。