「勇ましい」の意味と使い方や例文!「逞しい」との違いは?(類義語・対義語)

【言葉】
勇ましい

【読み方】
いさましい

【意味】
①勇敢である。勇気がある。
②気乗りがする。
③活発である。大胆である。
④活気にあふれている。

【類義語】
・勇敢
・果敢
・勇壮

【対義語】
意気地ない

「勇ましい」の使い方

ともこ
健太くん。怖気づいてるの?
健太
凄く強そうな人だね。
ともこ
さっきまでの勇ましい覚悟はどこに行ったの?
健太
風と共に吹き飛んでしまったよ。あはは。

「勇ましい」の例文

  1. 家の人たちはみんな、わたしのことをなんて勇ましい子だろうと思うわ!そうよ、わたし家のてっぺんから落っこちたって黙っててやるわ!(ルイス・キャロル 不思議の国のアリス)
  2. 彼らは勇ましく戦ったが、衆寡敵せず、五分後には、すべて戦いは終った。A.Cドイル コナン・ドイル-ホームズの回想)
  3. 虎という異国の猛獣を退治したことが、いかにも勇ましく思われたのだ。(菊池寛 日本武将譚)
  4. 勇ましいスローガンを掲げ経営危機を乗り越える。
  5. 首相は隣国に対して言葉では勇ましいことを言うが、態度は弱腰だ。

「勇ましい」と「逞しい」との違いは?

勇ましい」に似ている語に「逞しい(たくましい)」があります。

逞しい」とは、
①からだが頑丈で、いかにも強そうに見える。
②意志が強く、多少のことではくじけない。
③意気や勢いが満ちあふれている。

という意味です。

勇ましい」も「逞しい」も、強そうなさまを表す語です。

しかし「勇ましい」は、様子だけでなく、勇敢で大胆な行動や心の持ち方についてもいう点が違います。