「労る」の意味と使い方や例文!「労う」との違いは?(類義語・対義語)

【言葉】
労る

【読み方】
いたわる

【意味】
①優しく大切に扱う。
②労をねぎらう。慰労する。

【類義語】
・労う

【対義語】
・苛める
・搾る

「労る」の使い方

ともこ
あの夫婦は素敵ね。
健太
そうだね。旦那さんが妊娠中の奥さんをっているね。
ともこ
妊娠は病気ではないと言って労ることをしない旦那さんが多い中で、あの人は分かっているわ。
健太
ともこちゃんの将来の旦那さんもってくれるといいね。

「労る」の例文

  1. 拭き終ると、毛布を掛けて遣り、ピータアはモイラの横に寄り添って横になって、労るように、時折撫でさすって遣りながら、長い間、看取っていたが、その間終始、ピータアの顔には愛憐と、渇望とが、闘うさまが、見えていた。(森茉莉 甘い蜜の部屋)
  2. 激務に耐えた部下を労る
  3. ともこちゃんは、僕を労るような優しいまなざしをしていた。
  4. ねん挫した足を労るようにそろそろと歩く。
  5. 身体をって、無理をしないようにしてくださいね。

「労る」との違いは?

労る」に似ている語に「労う(ねぎらう)」があります。

労う」とは、「ほねおりを慰める。労を謝する。」という意味です。

労る」も「労う」も、慰労することをいいます。

しかし「労る」には、優しく大切に扱うという意味があります。

対して「労う」には、労を感謝するという意味がある点が違います。