「ご存知ない」の意味と使い方や例文!「存じ上げない」との違いは?(類義語)

【言葉】
ご存知ない

【読み方】
ごぞんじない

【意味】
目上の相手がそのことを知らないこと。

【類義語】
・知らない

「ご存知ない」の使い方

健太
先生のことをもっと紹介したいんだけど、ご存知ない方もいるかもしれないからやめておくよ。
ともこ
あら。私は先生のことを存じ上げないけど、もっと聞きたいと思ったわ。
健太
本当に?語って良い?
ともこ
存分にどうぞ。

「ご存知ない」の例文

  1. あなたがどこにいるのか、お仲間の先生は誰もご存知ないようでしてね。(J.K ローリング ハリー・ポッターシリーズ 5 ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 下)
  2. 奥さんはダグラスさんのイギリス時代だけしかご存知ないのでしたね?(A.C ドイル シャーロックホームズ全集 恐怖の谷)
  3. どうやら私の病気のことはご存知ない様子である。(向田邦子 父の詫び状)
  4. こんな誰もが知る大事件をあなたがご存知ないとは驚きです。
  5. あなたはご存知ないかもしれませんが、ともこちゃんはそんなことをする人ではありません。

「ご存知ない」と「存じ上げない」の違いは?

ご存知ない」に似ている表現に「存じ上げない(ぞんじあげない)」があります。

存じ上げない」とは、「知らない」「わからない」の意の謙譲語です。

ご存知ない」も「存じ上げない」も、「知らない」「わからない」ことをいいます。

しかし「ご存知ない」は、目上の人が知らない状態であることをいいます。

大して「存じ上げない」は、自分が主語で、自分が知らない、分からないという意味で使われます。