「香ばしい」の意味と使い方や例文!「香ばしい香り」は間違い?(類義語・対義語)

【言葉】
香ばしい

「芳ばしい」とも書く。
【読み方】
こうばしい

【意味】
①香りが良い。においがよい。
②おもしろい。よい。美しい。
③望ましく思う。りっぱである。
④こんがりこげたようなよいにおいである。

【類義語】
・芳しい(かんばしい)
・かぐわしい

【対義語】
・臭い

「香ばしい」の使い方

健太
香ばしいにおいがするね。
ともこ
おいしそうなにおい。んんっ?焦げ臭くなってきたかも。
健太
あっ。僕の服が燃えている。
ともこ
大変。健太くんが料理されてしまうわ。

「香ばしい」の例文

  1. 助右衛門は、老妻がいれてくれた香ばしい茶をゆっくりとのみはじめた。(池波正太郎 剣客商売 11 勝負)
  2. せんべいを焼く香ばしい匂いが漂ってきた。
  3. あの実の落ちて居る木の下へ行ったことがありますか。あの香ばしい木の実を集めたり食べたりして遊んだことがありますか。(島崎藤村 二人の兄弟)
  4. きのう焼いたばかりのパンは、香ばしい匂いをたててそこにのっていた。(荻原規子 西の善き魔女外伝1 金の糸紡げば)
  5. 醤油の焼ける香ばしい匂いに誘われて暖簾をくぐった。

「香ばしい香り」は間違い?

香ばしい」は、炒ったり焼いたりしたものから発するいい匂いが感じられる様子をいいます。

辞書に「ほうじ茶の香ばしい香りが漂ってくる」という用例が掲載されているので間違いではありません。