「出がらし」の意味と使い方や例文!「出がらしな人」は悪口?(類義語・対義語)

【言葉】
出がらし

【読み方】
でがらし

【意味】
何度も煎じ出したり煮出したりして、味や香りの薄くなったこと。また、そのもの。

【類義語】
・面白みがない人

「出がらし」の使い方

健太
訪問先で出がらしの茶を出されたよ。
ともこ
お茶をいれた人がずぼらか、健太くんのことを歓迎していないかどちらかね。
健太
やっぱりそう思う?
ともこ
思い当たる節が当たるなら間違いないわね。

「出がらし」の例文

  1. 出がらしのコーヒーでも出したが最後、彼らは、そんな店は見向きもしなくなる。(スタインベック 怒りの葡萄)
  2. 出がらしかどうかはともかく、お茶も入れてくれた。(内田康夫 天河伝説殺人事件 下)
  3. 紅茶は相変わらず出がらしだったし、相変わらず自前の急須にはいっていた。(ドストエフスキー 罪と罰 上)
  4. 出がらしの茶でほとんど味がしなかった。
  5. 彼は、出がらしの茶のようなコメントをする。

「出がらしな人」は悪口?

出がらし」を用いた表現の一つに「出がらしな人(でがらしなひと)」があります。

出がらしな人」とは、比喩表現で、「出がらし」のように味気ない人という悪口で使われます。

また。「出がらし」のように使えない人、役に立たない人という意味でも使われます。